傾斜地を、至高の居場所に。

千葉県鋸南町。東京湾を望み、背後には豊かな山の緑が広がる場所。
約680坪の土地に、地形と一体になるプライベートヴィラを構想しました。
この土地の特徴は、三段に連なる雛壇状の地形。
一般的には建築の難しさにつながる高低差も、その特徴を活かすことで、平坦な土地にはない魅力を生み出すことができます。
今回考えたのは、傾斜を無理に造成して平らにするのではなく、土地の形状をそのまま建築に取り込むこと。
プール、サウナ、外気浴、露天風呂を地形に沿って配置し、それぞれの場所から異なる景色を楽しめるヴィラを計画しました。
土地の高低差そのものを、この場所ならではの滞在体験へと変えていきます。
01|LAND
平らではないことが、この土地の魅力。

千葉県鋸南町に位置する、約680坪の土地。
背後には山の緑が広がり、海側には東京湾を望むことができます。冬の空気が澄んだ日には、富士山を望むこともできる環境です。
この土地の大きな特徴は、三段に分かれた地形が残っていること。
通常、傾斜地に建物を計画する場合は、造成や土留め、建物の配置など、平坦な土地とは異なる検討が必要になります。
しかし、今回の計画では、その高低差をなくすのではなく、建築の一部として活かすことを考えました。
どの高さから海を望むのか。どこに人が集まり、どこで静かに過ごすのか。
土地の形状や周囲の自然、眺望を読み取りながら、この場所にふさわしい建築を検討しました。
傾斜地であることを制約ではなく、建築の魅力として捉える。
それが、今回の計画の出発点です。
02|DESIGN CONCEPT
「囲む」「活かす」「傾ける」から生まれる建築。



今回の設計では、「囲む」「活かす」「傾ける」という3つの考え方を大切にしました。
敷地に残る三段の地形を活かしながら、土留めと建築を一体的に計画。
周囲からの視線を抑え、プライバシーを確保しながらも、東京湾と富士山を望む方向へと建築を開いています。
下段にはプールとテラス、中段にはリビング・ダイニングと2つのベッドルーム、上段にはサウナと外気浴スペースを配置。
さらに露天風呂へとつなぎ、傾斜に沿って移動するほど、視界が海と空へと開いていく構成を考えました。
平坦な敷地に建物と設備を並べるのではなく、地形そのものを利用して空間に変化を生み出す。
同じ敷地の中でも、場所によって異なる景色や過ごし方を楽しめることが、この建築の特徴です。
03|ARCHITECTURE
山に囲まれ、海へと開く建築。

建物は周囲の山々に溶け込むように配置しながら、東京湾を望む方向へと大きく開く構成としました。
外部からの視線を抑えつつ、室内からは海や周囲の緑を楽しめるよう、開口部の位置や空間の広がりを考えています。
リビングから見えるのは、建物の外へと続くテラスと、その先に広がる自然。
周囲を囲む壁はプライバシーを確保するだけでなく、視線を海へと導く役割も持っています。
山に包まれるような落ち着きと、海へと抜ける開放感。
その対比によって、この土地ならではの居心地の良さを生み出しています。
04|POOL & TERRACE
高低差が生み出す、プライベートな水辺。

敷地の下段には、温水プールと屋外テラスを計画しました。
地形に沿って設けたコンクリートの壁は、周囲からの視線を遮りながら、プライベートな水辺の空間をつくります。
壁に囲まれた落ち着いた空間でありながら、上部には空が広がり、視線の先には山の緑と海が見える。
プールサイドには、ゆっくりとくつろげるスペースを配置しました。
太陽の光や木々の緑、水面に映る空の色。
時間とともに変わる自然の表情を楽しみながら、思い思いに過ごせる場所を目指しています。
高低差があるからこそ生まれる、周囲から独立した水辺の空間。
平坦な土地とは異なる地形を活かした、プールとテラスの計画です。
05|SAUNA & RELAXATION
陽と風を纏う、サウナヴィラ。

今回の建築では、サウナで過ごす時間も大切なテーマのひとつです。
敷地の上段にはプライベートサウナを設け、水風呂、外気浴テラス、露天風呂へとつながる空間を計画しました。
サウナで身体を温め、水風呂に入り、外の風を感じながらゆっくりと過ごす。
その先には、東京湾と周囲の山々の景色が広がります。
鋸南町には、海と山、田園が近接する豊かな自然環境があります。
この土地が持つ魅力を、単なる眺望としてだけでなく、風や光、水の感覚まで含めた滞在体験として取り込みたいと考えました。
建物の中だけで完結するのではなく、外の環境も含めてひとつの空間として楽しむ。
地形と自然を活かした、プライベートサウナヴィラの提案です。
06|LIFESTYLE
東京湾に沈む夕陽とともに過ごす。

昼はプールやテラスで、海と空を眺めながらゆっくりと過ごす。
夕方にはサウナに入り、水風呂で身体を冷やしたあと、海と山の間を抜ける風を感じながら外気浴を楽しむ。
東京湾に夕陽が沈む頃には、露天風呂やテラスで、空と海の色が移り変わる時間を過ごす。
自然を窓越しに眺めるだけでなく、その中に身を置いて過ごせること。
この土地の地形や眺望を活かすことで、敷地内を移動するたびに異なる体験が生まれます。
別荘として家族や友人と過ごすことも、プライベートな宿泊施設として活用することも。
プールやサウナを楽しむ時間も、ただ景色を眺める時間も。
この場所で過ごすこと自体が楽しみになる建築を目指しました。
07|IMAGINING PROJECT
Leaning Villa
所在地
千葉県安房郡鋸南町
敷地面積
2,248.48㎡(約680坪)
建築面積
159.68㎡(約48.3坪)
延床面積
159.68㎡(約48.3坪)
建築計画
地上1階/鉄筋コンクリート造
間取り
2LDK(LDK約55㎡・ベッドルーム2室/各約25㎡)
想定利用人数
4〜8名程度
主な計画設備
温水プール、プライベートサウナ、水風呂、露天風呂、外気浴テラス、プールテラス、屋根付きテラス、BBQスペース、ドッグラン、駐車スペース
本物件は、建築条件付きの土地ではありません。
掲載しているLeaning Villaの建築プランは、Fuuがこの土地の地形や周辺環境、眺望を活かして考えた提案プランです。土地の購入にあたり、設計会社や建築会社の指定はなく、掲載プランでの建築を条件とするものではありません。
ご希望の用途やライフスタイルに合わせて、建築計画をご検討いただけます。もちろん、掲載している建築プランにご興味がある方は、Fuuでの設計についてもお気軽にご相談ください。
※掲載画像は完成予想CGです。本計画は構想段階のものであり、実際の建築にあたっては関係法令・各種許認可・敷地条件等の確認が必要です。計画内容や仕様、眺望等は変更となる場合があります。
土地の可能性を、建築から考える。
傾斜地は、必ずしも建築の制約になるとは限りません。
土地に高低差があること。周囲を山に囲まれていること。海へと視界が開けていること。
その土地が持つ特徴をどう読み取り、どう活かすかによって、建築の可能性は変わります。
今回のLeaning Villaでは、三段に分かれた地形をそのまま活かし、プール、サウナ、外気浴、露天風呂をつなぐ建築を考えました。
土地を平らにしてから建築を考えるのではなく、土地の形そのものを建築の魅力に変えていく。
それが、今回の計画で大切にしたことです。
FuuLANDでは、土地の形状や眺望、周辺環境を読み取り、その場所に合った建築の可能性をご提案しています。
この土地にご興味がある方はもちろん、傾斜地や高低差のある土地の活用、別荘や宿泊施設の建築をご検討中の方も、お気軽にご相談ください。